手取り18万から30万でサイドFIREは本当に実現できるのか?年収別に徹底シミュレーションしてわかった最短ルート完全ガイド

資産形成のイメージ図 FIRE・サイドFIRE

※本記事は、プロモーションを含みます。

はじめに

FIRE(経済的自立・早期退職)という言葉に憧れはあるけれど、「自分の年収で本当にそんなこと可能なの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。特に、FIRE経験者の多くが高収入層であるため、年収が平均レベルの人にとっては遠い世界の話のように感じられるかもしれません。

そこで今回は、手取り18万円・24万円・30万円の3パターンを軸に、現実的なサイドFIREシミュレーションを実施してみました。FIREの中でも「サイドFIRE」は、資産収入と労働収入を組み合わせることで、完全FIREよりも低リスクかつ実現可能性の高い選択肢です。

このブログでは、あなたの年収に合わせたリアルなシミュレーションを通して、「まだ遠い夢」と感じているサイドFIREに一歩近づくための実践的な方法をわかりやすく解説していきます。

手取り収入別に見るサイドFIRE達成までのステップを図解したイメージ

サイドFIRE とは?FIREとの違いと必要資産の目安

FIREとは、資産収入だけで生活費をまかない、仕事をしなくても生きていける状態を指します。一方、サイドFIREは「資産収入+労働収入」で生活を成り立たせるスタイル。

必要な資産額は生活費の約12.5倍(年間生活費の半分×25年)と、完全FIREに比べてぐっと下がります。これにより、フルFIREに比べて現実的なゴール設定が可能となります。

たとえば年間生活費が192万円(=月16万円)の完全FIREの場合、必要な資産は4,800万円。仮にその半分を働いて稼げる前提(サイドFIREなら、資産収入でまかなう分は96万円/年(8万円/月)なので、目標は2,400万円となります。

この数字だけを見ると「無理では?」と思うかもしれませんが、少しずつ積み立てることで到達可能な現実的なラインであることが、シミュレーションによって明らかになっています。

FIREとサイドFIREにおける必要資産額の比較図(生活費ベース)

 

平均生活費と節約生活費の2パターンを想定

今回のシミュレーションでは、単身世帯の平均的な支出(月16万円)と、少し節約を頑張ったケース(月14万円)という2パターンを設定しました。

  • 平均的な生活費:月16万円(年間192万円)
  • 節約した生活費:月14万円(年間168万円)

この年間支出の半分を資産運用でカバーできるよう、サイドFIREの目標資産を以下のように設定します。

  • 平均生活費→2,400万円(年間96万円の資産収入)
  • 節約生活費→2,100万円(年間84万円の資産収入)

このように、生活スタイルを少し変えるだけでも必要資産は300万円も減らせるため、目標達成までの期間短縮にもつながります。

節約生活がFIRE実現までの資産形成期間に与える影響を可視化した図

手取り別・毎月の投資可能額

それぞれの手取り収入から生活費を引き、どれだけ投資に回せるかを試算しました。貯蓄体質にするためには、まず「いくら残せるか」を明確に知ることが大切です。

  • 手取り18万円
    • 平均支出:月2万円投資
    • 節約支出:月4万円投資
  • 手取り24万円
    • 平均支出:月8万円投資
    • 節約支出:月10万円投資
  • 手取り30万円
    • 平均支出:月14万円投資
    • 節約支出:月16万円投資

こうして見ると、たとえ手取りが少なくても「支出の見直し」によって投資原資を確保できることがわかります。

年利4%・7%・9%の3パターンで資産到達年数を試算

目標資産額に到達するまでの年数は、「毎月の投資額」と「年利リターン」に大きく左右されます。
ここでは、年利4%、7%、9%の3つの利回りで仮の目標資産(2,400万円)到達年数のシミュレーションを行った例と、それぞれのリターンがどのような投資商品で実現可能かをご紹介します。

目標資産(2,400万円)到達年数のシミュレーション

手取り収入月の投資額年利4%での年数年利7%での年数年利9%での年数
18万円2万円40.8年30.3年26.3年
18万円4万円27.8年21.9年19.6年
24万円8万円18.1年14.5年13.0年
24万円10万円15.2年12.5年11.3年
30万円14万円12.0年10.2年9.3年
30万円16万円10.7年9.2年8.5年

🔍 ポイント解説

  • 投資額が同じでも、利回りが上がるほど達成年数は大きく短縮されます。

  • たとえば、月2万円の投資でも年利4%なら約40年かかるところ、年利9%なら約26年で済みます。

  • 収入が高くなるほど投資余力が増え、目標到達も早くなります。

年利4%、7%、9%のリターンがどのような投資商品で実現可能?

年利投資スタイルの特徴代表商品リスク
4%安定・守り重視バランス型、先進国債券低〜中
7%成長・中庸型S&P500、全世界株式
9%成長重視・攻めの戦略NASDAQ100、グロース株中〜高

📌 注意点

  • いずれも「過去の実績」であり、将来のリターンを保証するものではありません。

  • 投資信託などは信託報酬(手数料)を差し引いた後の実質利回りを確認しましょう。

  • 9%は個別株やハイテク株のバブル期リターンを含むため、再現性には注意が必要です。

低所得でもサイドFIREを目指せる工夫

「手取りが少ないからFIREなんて無理」と思いがちですが、工夫次第で道は開けます。

  • 固定費の見直し: 家賃を抑えたり、スマホを格安SIMに変更したりすることで月数万円の削減が可能です。
  • 副業による収入アップ: 本業+αで月3〜5万円の副収入が得られれば、資産形成のスピードは飛躍的に向上します。
  • 支出の棚卸し: 不要なサブスクやコンビニ支出など、無駄な出費を可視化することが第一歩です。

逆に、手取りが高くても浪費癖があると全くお金が残らず、FIREは遠のいてしまいます。重要なのは、収入ではなく「可処分所得の中からどれだけ投資に回せるか」です。

サイドFIREの実現を近づける3つのポイント

1. 支出の最適化

家賃は手取りの25%以内、格安SIMの導入、不要な保険の見直しなど、固定費を見直すだけで投資額は大きく増やせます。無理に切り詰めるのではなく、「暮らしの最適化」を意識するのが成功のカギです。

2. 習慣の自動化

つみたてNISAやiDeCoなどを使って自動で積み立てる仕組みを整えましょう。楽天証券では楽天カードによるクレカ積立が可能で、ポイント還元を受けながら資産形成ができます。

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3. マイルストーン設計

「まずは100万円」「次は500万円」といった節目を設定し、小さな達成感を得ながら進めましょう。こうした段階的な目標設定が、長期戦のモチベーションを保つ秘訣です。

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まとめ:今日が人生で一番若い日。あなたに合った一歩を

サイドFIREは、収入や背景に関係なく、誰もが目指せる選択肢です。まずは月5,000円でも良いので「投資を始める」ことが、将来の自分を助ける大きな一歩になります。

日々の支出を可視化し、支出を見直す。そして、収入の一部を自動的に積み立てていく。そんなシンプルな習慣こそが、10年後・20年後のあなたに「選べる人生」をプレゼントしてくれるのです。

今の自分を否定せず、自分のペースで進めましょう。

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サイドFIREまでの 資産形成 の記録①|会社員1年目で築いた“4年で1,000万円”の土台 – あと10年でサイドFIREしたい会社員の記録

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